自己破産@体験からの進め方のヒント

自己破産@体験からの進め方のヒント
借金に悩み、債務整理が頭によぎる方へ、私の、自宅任意売却~自己破産に至る体験をお話します。ご自身の選択の参考にしてください。

5.5 自己破産後の人生の目標

2007.11.1

自己破産してしまった自分がいます。

自己破産に踏み切る前、必死に自転車をこぎつつ、なんとかしたいと、起死回生を図ろうとしていました。

そのころ、スーパーに買い物に行って、主婦や、会社帰りの若い人、現場から戻る途中の若者などを目にすると、みんなえらいなー、一方自分はなんというだめさだ、と思ったことを思い出します。普通であることが、すごくりっぱなことに見えたのです。

しかし、どうにもならないと悟るに至り、自分は落伍者になってもしかたがないと、あきらめました。悩んで悩んで、なんとか家族に告白しました。

そして、自己破産の手続きを進め、免責認可され、時は経ちました。

今、これからの人生をどうしていくのか、考えなくてはいけません。

前にも書きましたが、自己破産の事実は、客観的にも、自分の心からも消えません。世の中の商行為の中での約束を破ったことは、罪です。

この罪を、償うことが必要です。

と言っても、直接償うすべはありません。

今からできることを考えてするしかないと思います。

家族、地域の知人、をはじめ、皆さんのお役に立つことを、積極的にやっていきたいと思います。

そして同時に、自身と家族を、経済的に立ち行くようにするのを、第一目標にしなければならないと、改めて考えます。

現在、ほぼ、生活ぎりぎりの線しか、収入を生み出せないでいます。

経済的に立ち行くためには、私の場合、日々の生活以外で、まず、妻名義のクレジット残を解消しなくれはなりません。若干ずつ、解消には向かっています。

そしてまた、病気などの不測の事態=「ライフトラブル」に備えるための預金も必要です。これがないと、借金ができなくなった身としては、不安をかかえつつ生きざるを得ません。(こういう境遇の人へのセキュリティーネット的な貸付制度が一部あるかもしれないようなことを、目にしたことはありますが、詳しくはいずれ、調べてみようと思います。)

さらに、私と妻の、老後の資金の貯金もしなくてはなりません。年金は入るでしょうが、周知のとおり、支給額は、年々先細りになっていくわけで、年金制度の破綻が言われている時代です。

私はどこまで行けるか、今のところ、わかりません。その途上のまま、人生が終わるかもしれません。

今は、やれることを、日々、まじめに、あせらず、おおらかに、やっていきたいと思います。ときには、 Let it beかもしれませんが。

「あせらず、おおらかに」は、自転車操業時には、とても持てない心境でした。そういう心境を与えてくれた、自己破産の制度に、感謝したいと思います。


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Bankrupted

Author:Bankrupted
2002.5 会社早期退職
株トレード
2004.5 自宅任意売却
2006.11 自己破産を選択
2007.2 自己破産申し立て
2007.3 破産手続き開始
2007.5 免責認可

このようになってしまった経緯と、体験からの自己破産の進め方のヒントを記します。皆さんの「他山の石」となれればと思います。

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