個人の保証人と法人の保証人の違い
2008.4.2
先日の記事、「個人の保証人がいる場合の債務整理の困難 (本編への追加記事)」
http://bankrupted.blog115.fc2.com/blog-entry-248.html
に関して、他の方のブログの記事で、最近、ご批判をいただきました。
そのことに関して、感想を記します。
その方のご意見は、「無償の行為は守られなければならず、代償が払われているものは犠牲にしても構わない という理屈も同意出来ない。個人だろう会社だろうと、責任の取り方は同じだろう。」というものでした。
また、別の記事でのコメントで、「保証会社とはどんなものなのかという実体を知っているヒトはヒジョーに少ないのが現実ですので、イイコトを考えてみたくなるんですよね。」
と、おっしゃっていました。
私の意見も、現実上は、極論だとは、思っています。しかし、私は、保証料を払って保証してもらうことと、義理や人情で個人に保証人になってもらうことは、やはり、質が異なると思います。「実損」を与えることにおいては同等ですが、ビジネスとしての損失とは、質の異なる影響が、個人にあることを想像します。
だから、いっそ、債務に関して、個人の立場での保証人を立てる制度というのはなしにしたら? と思ったのです。
保証会社においては、あなたの信用度はこれくらいですから、保証料は、債務の**%いただきます、ということです。
私の債務でも、保証会社が付いていた分があります。その中には、制度上必要とされるとされたもの(それには、個人と保証会社の選択がありました)、信用度から、「ここの保証会社と契約してもらいます」という趣旨のものも、ありました。
かつての住宅ローンでも、保証会社がついていました。同時に、購入した不動産も、担保でした。任意売却時、不動産担保価値の減少があり、保証会社の代位弁済、そこからは、保証会社との債務関係になりました。
また、今、住んでいる市営住宅では、法人ではなくで、個人の保証人が必要でした。想像するに、身元や人物についての保証と、家賃滞納の保証の、両面があるのかもしれません。しかし、私のような、身をくずして市営住宅に申し込もうとするような場合に、個人の誰に保証人を頼めるかというと、すごくむずかしいでしょう。私の場合、なんとかできましたが、保証人を立てられず、入居を断念する人もいるそうです。
私の母の場合も、以前、県営住宅に入るとき、個人の保証人が必要で、親戚になってもらったのですが、それはそれは、なってもらうのに、大変でした。親戚間にも、軋轢がありましたから。
昔々のことですが、子供のころから、奨学金やら何かにつけて、個人の保証人が必要で、私は、一人で、母の実家のおじさんのところにお願いに行ったりしました。入社のときも、親戚のおじさんに電話していました。
「保証人」って、人物についての保証も、債務についての保証も、個人で、なかなかできないでしょう。なのに、制度上必要なので、頼まざるを得なくなったり、受けざるを得なくなったりするのではないかと想像します。
そんな、無理な制度、やめてほしいです。だから、保証は、ビジネスで成り立つ形だけを、認めたらどうかと思うのです。人物保証はわかりませんが、債務に関しては、と、思います。
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私は、アドバイスをいただけることはウェルカムですが、根底にやさしさを感じることのできないアドバイスは、No thank youです。 クリックしてくれるとうれしいです→
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先日の記事、「個人の保証人がいる場合の債務整理の困難 (本編への追加記事)」
http://bankrupted.blog115.fc2.com/blog-entry-248.html
に関して、他の方のブログの記事で、最近、ご批判をいただきました。
そのことに関して、感想を記します。
その方のご意見は、「無償の行為は守られなければならず、代償が払われているものは犠牲にしても構わない という理屈も同意出来ない。個人だろう会社だろうと、責任の取り方は同じだろう。」というものでした。
また、別の記事でのコメントで、「保証会社とはどんなものなのかという実体を知っているヒトはヒジョーに少ないのが現実ですので、イイコトを考えてみたくなるんですよね。」
と、おっしゃっていました。
私の意見も、現実上は、極論だとは、思っています。しかし、私は、保証料を払って保証してもらうことと、義理や人情で個人に保証人になってもらうことは、やはり、質が異なると思います。「実損」を与えることにおいては同等ですが、ビジネスとしての損失とは、質の異なる影響が、個人にあることを想像します。
だから、いっそ、債務に関して、個人の立場での保証人を立てる制度というのはなしにしたら? と思ったのです。
保証会社においては、あなたの信用度はこれくらいですから、保証料は、債務の**%いただきます、ということです。
私の債務でも、保証会社が付いていた分があります。その中には、制度上必要とされるとされたもの(それには、個人と保証会社の選択がありました)、信用度から、「ここの保証会社と契約してもらいます」という趣旨のものも、ありました。
かつての住宅ローンでも、保証会社がついていました。同時に、購入した不動産も、担保でした。任意売却時、不動産担保価値の減少があり、保証会社の代位弁済、そこからは、保証会社との債務関係になりました。
また、今、住んでいる市営住宅では、法人ではなくで、個人の保証人が必要でした。想像するに、身元や人物についての保証と、家賃滞納の保証の、両面があるのかもしれません。しかし、私のような、身をくずして市営住宅に申し込もうとするような場合に、個人の誰に保証人を頼めるかというと、すごくむずかしいでしょう。私の場合、なんとかできましたが、保証人を立てられず、入居を断念する人もいるそうです。
私の母の場合も、以前、県営住宅に入るとき、個人の保証人が必要で、親戚になってもらったのですが、それはそれは、なってもらうのに、大変でした。親戚間にも、軋轢がありましたから。
昔々のことですが、子供のころから、奨学金やら何かにつけて、個人の保証人が必要で、私は、一人で、母の実家のおじさんのところにお願いに行ったりしました。入社のときも、親戚のおじさんに電話していました。
「保証人」って、人物についての保証も、債務についての保証も、個人で、なかなかできないでしょう。なのに、制度上必要なので、頼まざるを得なくなったり、受けざるを得なくなったりするのではないかと想像します。
そんな、無理な制度、やめてほしいです。だから、保証は、ビジネスで成り立つ形だけを、認めたらどうかと思うのです。人物保証はわかりませんが、債務に関しては、と、思います。
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