裁判所での「審尋」への不安をお持ちの方へ (本編への追加記事)
(この記事は、「エピソード」のカテゴリーにも、掲載します。)
2008.3.8
こんばんは、Bankruptedです。
不安があるというのは、見通しが立てられない、先がわからない、イメージできないからだと思います。
私の場合の自己破産のとき、借金で苦しんでいながら、「債務整理」とか「自己破産」とか、そういう言葉がちらつきながらも、実際、そんなことがやれるのか、やったほうがいいのか、やったあとどうなるのか、などなど、不安でいっぱいだったことを、思い出します。
「債務整理」とか「自己破産」とか、そんなこと、初めてですから、こうすればこうなる、ということが、イメージできませんでした。
インターネットで調べてみて、専門家の商業サイトで、制度自体はかなり理解が進んだと思います。それは、ひとつ、大変ありがたいことでした。具体的な疑問点は、いくつか、メール相談や、電話で、専門家にお聞きしたりもしました。しかし、実際にやった場合、どんな感じなのか、思わぬところで、影響が出たりしないのかなど、不安はいっぱいありました。不安があると、決断できないものです。
そんな中、「体験談」のブログが、大きな支えになってくれました。立場が違っても、そこに、自分の場合の判断基準が、見えてきました。イメージがわいてきました。
せっぱつまってからの行動でしたが、おおいに、心の支えになりました。
自己破産の手続きを開始してからも、たくさん、不安が生じてきましたが、その中でも、おおいに、心の支えになりました。
自己破産や他の債務整理の手続き中の方々の不安の一つに、裁判所での「審尋」って、裁判官に何を尋問されるんだろう、というのも、あるようですね。
私自身も、不安の中で臨んだわけでしたが、それでも、体験談を読ませていただいていたことは、バックボーンとして、覚悟とか、対応への自信を、生んでいたと思うのです。
自身でブログを始めてから、さらに多くの方の体験談ブログを拝見していますが、多くの方が、「審尋」の体験も語っています。
ここに、私の場合の体験談を、再掲してみます。一つのケースとして、参考になれば幸いです。
----以下、再掲----
4/26、「免責審尋」当日、呼び出し時刻の30分前に弁護士さんと裁判所で待ち合わせをして、事前打ち合わせを行うことになっていました。しかし、当日その場というのは、ほかの同類の審査を受ける人たちが、同じ待合室のような部屋に数人(数組)いて、とても弁護士さんとお話できるような環境ではありませんでした。弁護士さんは、ただ、「株のことは聞かれると思う」ということ、「正直に話すように」ということ、それまでの資料一式を私に渡して、よく目を通しておくようにとだけ言いました。私は、もっと打ち合わせらしい打ち合わせをしてくれるのかなと思っていましたが、こういうことでした。
それはそういうことだったとして、いざ、裁判官との面接になりました。弁護士さんも同席します。
■裁判官とのやりとり
若い裁判官でした。面接が始まって裁判官の一言目は、「あなたはなぜここに呼ばれたと思いますか。聞きたいことがあるから呼んだんです。聞きたいことは何だと思いますか。」というようなことでした。ちょっとこんな質問のされ方をされるとは面食らいました。どのように答えたらいいのだろうと躊躇してしまいました。かなり間を置いて、「こういうことに至った経緯については今までの提出資料で説明しておりますので......」と言うのが精一杯でした。重ねて「聞きたいことは何だと思いますか。」と聞いてきました。またしばらく間を置いて、思い当たるのは株のことしかないと思い、「今回の私のこういう経緯の一番大きな原因は、株トレードの失敗にあります。株での失敗ということについては、弁護士の先生からも、世の中で一般的にギャンブルと同様に見られ、認められがたいと言われております。しかし、私にとっての株は、意識としては事業として取り組んだものでした。なぜ失敗したかの要因は、..........心理面にあって、...........,、「だれもでもできる」...........がうそであって............」というようなことを言いました。「そうではあっても、リスクの認識が必要ですよね。」と、裁判官。
そのあと、「このことより大きな問題ではないですが、」との前置きがあって、会社を辞めてから購入した2台のパソコンについて聞かれました。どちらも30万前後でした。一つは自分の株トレード用、もう一つは、子供の大学での使用のために、入学時に、大学の生協のお勧め品を購入したものでした。(ちなみに子供は、このあと、私が一度半期分の授業料を出したあと、奨学金とバイトですべてやっています。) 「これらは高すぎませんか」という問いでした。パソコンとしては高くない旨をしきりに言いましたが、そこで一言、同席の弁護士さんに、「そういうことではなくて、反省しているのかどうかを聞かれているのですよ。」と言われ、「不相応な購入でした。そういう意味では、言い訳の余地はないです。」と言いました。
こんな様子で、たぶん15分くらいだったと思います。
一部、答えがまずかったかと思いました。裁判所を出るときに、弁護士さんにそのように感想を言ったのですが、弁護士さんは、「それはしようがない。免責は出ると思いますよ。」とおっしゃいました。
----ここまで----
引用元の記事全文はこちらです。
http://bankrupted.blog115.fc2.com/blog-entry-22.html
裁判官からの尋問(審尋)については、他の体験談ブログでも、多くの方が、語っています。
ここで、他の体験談ブログの、個々の記事の紹介をしたいと、いったん思ったのですが、 とりあえずやてめておくことにしました(個々の記事の前後事情までご紹介できないので、不適切なことがあるかもしれないと思いまして)。が、こういう不安をお持ちの方、探してみてください。いろいろなことが、見えてくると思います。 クリックしてくれるとうれしいです→
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2008.3.8
こんばんは、Bankruptedです。
不安があるというのは、見通しが立てられない、先がわからない、イメージできないからだと思います。
私の場合の自己破産のとき、借金で苦しんでいながら、「債務整理」とか「自己破産」とか、そういう言葉がちらつきながらも、実際、そんなことがやれるのか、やったほうがいいのか、やったあとどうなるのか、などなど、不安でいっぱいだったことを、思い出します。
「債務整理」とか「自己破産」とか、そんなこと、初めてですから、こうすればこうなる、ということが、イメージできませんでした。
インターネットで調べてみて、専門家の商業サイトで、制度自体はかなり理解が進んだと思います。それは、ひとつ、大変ありがたいことでした。具体的な疑問点は、いくつか、メール相談や、電話で、専門家にお聞きしたりもしました。しかし、実際にやった場合、どんな感じなのか、思わぬところで、影響が出たりしないのかなど、不安はいっぱいありました。不安があると、決断できないものです。
そんな中、「体験談」のブログが、大きな支えになってくれました。立場が違っても、そこに、自分の場合の判断基準が、見えてきました。イメージがわいてきました。
せっぱつまってからの行動でしたが、おおいに、心の支えになりました。
自己破産の手続きを開始してからも、たくさん、不安が生じてきましたが、その中でも、おおいに、心の支えになりました。
自己破産や他の債務整理の手続き中の方々の不安の一つに、裁判所での「審尋」って、裁判官に何を尋問されるんだろう、というのも、あるようですね。
私自身も、不安の中で臨んだわけでしたが、それでも、体験談を読ませていただいていたことは、バックボーンとして、覚悟とか、対応への自信を、生んでいたと思うのです。
自身でブログを始めてから、さらに多くの方の体験談ブログを拝見していますが、多くの方が、「審尋」の体験も語っています。
ここに、私の場合の体験談を、再掲してみます。一つのケースとして、参考になれば幸いです。
----以下、再掲----
4/26、「免責審尋」当日、呼び出し時刻の30分前に弁護士さんと裁判所で待ち合わせをして、事前打ち合わせを行うことになっていました。しかし、当日その場というのは、ほかの同類の審査を受ける人たちが、同じ待合室のような部屋に数人(数組)いて、とても弁護士さんとお話できるような環境ではありませんでした。弁護士さんは、ただ、「株のことは聞かれると思う」ということ、「正直に話すように」ということ、それまでの資料一式を私に渡して、よく目を通しておくようにとだけ言いました。私は、もっと打ち合わせらしい打ち合わせをしてくれるのかなと思っていましたが、こういうことでした。
それはそういうことだったとして、いざ、裁判官との面接になりました。弁護士さんも同席します。
■裁判官とのやりとり
若い裁判官でした。面接が始まって裁判官の一言目は、「あなたはなぜここに呼ばれたと思いますか。聞きたいことがあるから呼んだんです。聞きたいことは何だと思いますか。」というようなことでした。ちょっとこんな質問のされ方をされるとは面食らいました。どのように答えたらいいのだろうと躊躇してしまいました。かなり間を置いて、「こういうことに至った経緯については今までの提出資料で説明しておりますので......」と言うのが精一杯でした。重ねて「聞きたいことは何だと思いますか。」と聞いてきました。またしばらく間を置いて、思い当たるのは株のことしかないと思い、「今回の私のこういう経緯の一番大きな原因は、株トレードの失敗にあります。株での失敗ということについては、弁護士の先生からも、世の中で一般的にギャンブルと同様に見られ、認められがたいと言われております。しかし、私にとっての株は、意識としては事業として取り組んだものでした。なぜ失敗したかの要因は、..........心理面にあって、...........,、「だれもでもできる」...........がうそであって............」というようなことを言いました。「そうではあっても、リスクの認識が必要ですよね。」と、裁判官。
そのあと、「このことより大きな問題ではないですが、」との前置きがあって、会社を辞めてから購入した2台のパソコンについて聞かれました。どちらも30万前後でした。一つは自分の株トレード用、もう一つは、子供の大学での使用のために、入学時に、大学の生協のお勧め品を購入したものでした。(ちなみに子供は、このあと、私が一度半期分の授業料を出したあと、奨学金とバイトですべてやっています。) 「これらは高すぎませんか」という問いでした。パソコンとしては高くない旨をしきりに言いましたが、そこで一言、同席の弁護士さんに、「そういうことではなくて、反省しているのかどうかを聞かれているのですよ。」と言われ、「不相応な購入でした。そういう意味では、言い訳の余地はないです。」と言いました。
こんな様子で、たぶん15分くらいだったと思います。
一部、答えがまずかったかと思いました。裁判所を出るときに、弁護士さんにそのように感想を言ったのですが、弁護士さんは、「それはしようがない。免責は出ると思いますよ。」とおっしゃいました。
----ここまで----
引用元の記事全文はこちらです。
http://bankrupted.blog115.fc2.com/blog-entry-22.html
裁判官からの尋問(審尋)については、他の体験談ブログでも、多くの方が、語っています。
ここで、他の体験談ブログの、個々の記事の紹介をしたいと、いったん思ったのですが、 とりあえずやてめておくことにしました(個々の記事の前後事情までご紹介できないので、不適切なことがあるかもしれないと思いまして)。が、こういう不安をお持ちの方、探してみてください。いろいろなことが、見えてくると思います。 クリックしてくれるとうれしいです→


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