2.3 自宅任意売却の経緯
2003.6、住宅ローンの支払いを1度パスしました。6月はボーナス月として、47万の支払い額でしたが、ちょっと待ってほしいという気持ちだったと思います。ところが、2003.7~8にかけての1トレードで500万の損を出したことで、当面待ってほしいという、継続的な不払いに陥りました。
そのころ、「借りたカネは返すな」という過激なタイトルの本と「重い住宅ローンから逃れてスッキリした私の方法」が目に付き、それらを読んだことが「自宅の任意売却」につながりました。
借りたカネは返すな

重い住宅ローンから逃れてスッキリした私の方法

後者の本の著者は、東京の税理士の方でした。漠然と、人生の建て直しをどうはかるかを考えてはいて、もしかしたら自宅売却もせざるを得ないかと考えていました。
一度、その税理士さんに相談に行ってみることにしました。相談料が3万円でした。
いろいろな知識や経験が豊富な方だと思いましたし、自分の中でも、再出発を考えたほうがいいという方向が強くなっていきました。その税理士さんが、そういう案件に詳しいという不動産会社を紹介してくれました。
その後、その不動産会社に相談するようになり、処理方法にはいくつかの方法があった(自己破産もありましたし、はたまた条件を整えられればですが売却してもそこに住み続けられるという方法もあった)のですが、私の場合は、「公営住宅に引っ越す前提での任意売却」の方向で動くことにしました。
そのためにはまず、公営住宅に申し込む必要があります。これは基本的に抽選なので、当たらないと入れません。私の場合、「運よく当たったら入りたい」というのではなく、これ以上住宅ローンを払えない以上「数か月のスパンで事を運びたかった」事情があります。
広報などの情報で、その後数ヶ月で2、3度申し込むチャンスがありました。が、いずれもはずれました。そして、その年の12月、それは定期募集でした。やはりはずれたのですが、抽選会に出向いた折、事務所に立ち寄ったら、「追加募集」というのがありました。物件の中には、人気薄で定員割れや、定期募集開始後に空きが出たりなどのケースで、追加募集することがあるようです。
その追加募集を見ていて、物件は古いが非常に利便性のいい場所にある団地を発見しました。係の人に聞けば、追加募集については先着順で受け付けるとのことです。その場でいろいろとイメージをめぐらせました。とりあえず申し込もうと思い、申し込みました。
後日、正式な申し込み書類を提出に行きました。そうしたら、ちょっと行き違いがあったと思うのですが、「自宅売却済みか、売却中」を証明する書類が必要と言われてしまったのです。その日が受付の最終日でした。すでに不動産会社には売却の相談はしていましたが、正式な書類はありませんでした。現状では「選任売買委託契約書」というようなものがあればいいようでした。それでパニックになりながらも、その不動産会社は地場ではありませんでしたが半日で往復できる距離でしたので、急遽連絡し、「選任売買委託契約書」なるものを作成してもらい、当日受け取りに行き、そのままなんとか公営住宅の係に提出することができました。
入居は、実際に売却されてからの許可になります。それも、半年くらいの猶予でした。
結局、売却できたのが2004.5月で、その公営住宅に入居したのが、翌6月でした。
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■1993年2400万で買った物件でしたが、売れたのは900万です。売却後でもローンが1200万残りました。
この時点で、ローンの債権者は、もともとの金融機関の関連の保証会社に移っていました。このローン残については、不動産会社のアドバイスによれば、こういう債権は、保証会社の場合(あるいは債権譲渡された会社の場合は債権を安く買っているので)、いずれ数十万~100万くらいの一時金で解消してもらえるだろうとのことでした。
※本来、担保価値の目減りについての責任について、借主だけが負うというのは、現状日本ではそうなっていますが、他の国では貸し手も負うべきようになっているようです。 クリックしてくれるとうれしいです→
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そのころ、「借りたカネは返すな」という過激なタイトルの本と「重い住宅ローンから逃れてスッキリした私の方法」が目に付き、それらを読んだことが「自宅の任意売却」につながりました。
借りたカネは返すな

重い住宅ローンから逃れてスッキリした私の方法

後者の本の著者は、東京の税理士の方でした。漠然と、人生の建て直しをどうはかるかを考えてはいて、もしかしたら自宅売却もせざるを得ないかと考えていました。
一度、その税理士さんに相談に行ってみることにしました。相談料が3万円でした。
いろいろな知識や経験が豊富な方だと思いましたし、自分の中でも、再出発を考えたほうがいいという方向が強くなっていきました。その税理士さんが、そういう案件に詳しいという不動産会社を紹介してくれました。
その後、その不動産会社に相談するようになり、処理方法にはいくつかの方法があった(自己破産もありましたし、はたまた条件を整えられればですが売却してもそこに住み続けられるという方法もあった)のですが、私の場合は、「公営住宅に引っ越す前提での任意売却」の方向で動くことにしました。
そのためにはまず、公営住宅に申し込む必要があります。これは基本的に抽選なので、当たらないと入れません。私の場合、「運よく当たったら入りたい」というのではなく、これ以上住宅ローンを払えない以上「数か月のスパンで事を運びたかった」事情があります。
広報などの情報で、その後数ヶ月で2、3度申し込むチャンスがありました。が、いずれもはずれました。そして、その年の12月、それは定期募集でした。やはりはずれたのですが、抽選会に出向いた折、事務所に立ち寄ったら、「追加募集」というのがありました。物件の中には、人気薄で定員割れや、定期募集開始後に空きが出たりなどのケースで、追加募集することがあるようです。
その追加募集を見ていて、物件は古いが非常に利便性のいい場所にある団地を発見しました。係の人に聞けば、追加募集については先着順で受け付けるとのことです。その場でいろいろとイメージをめぐらせました。とりあえず申し込もうと思い、申し込みました。
後日、正式な申し込み書類を提出に行きました。そうしたら、ちょっと行き違いがあったと思うのですが、「自宅売却済みか、売却中」を証明する書類が必要と言われてしまったのです。その日が受付の最終日でした。すでに不動産会社には売却の相談はしていましたが、正式な書類はありませんでした。現状では「選任売買委託契約書」というようなものがあればいいようでした。それでパニックになりながらも、その不動産会社は地場ではありませんでしたが半日で往復できる距離でしたので、急遽連絡し、「選任売買委託契約書」なるものを作成してもらい、当日受け取りに行き、そのままなんとか公営住宅の係に提出することができました。
入居は、実際に売却されてからの許可になります。それも、半年くらいの猶予でした。
結局、売却できたのが2004.5月で、その公営住宅に入居したのが、翌6月でした。
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■1993年2400万で買った物件でしたが、売れたのは900万です。売却後でもローンが1200万残りました。
この時点で、ローンの債権者は、もともとの金融機関の関連の保証会社に移っていました。このローン残については、不動産会社のアドバイスによれば、こういう債権は、保証会社の場合(あるいは債権譲渡された会社の場合は債権を安く買っているので)、いずれ数十万~100万くらいの一時金で解消してもらえるだろうとのことでした。
※本来、担保価値の目減りについての責任について、借主だけが負うというのは、現状日本ではそうなっていますが、他の国では貸し手も負うべきようになっているようです。 クリックしてくれるとうれしいです→


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