自己破産@体験からの進め方のヒント

自己破産@体験からの進め方のヒント
借金に悩み、債務整理が頭によぎる方へ、私の、自宅任意売却~自己破産に至る体験をお話します。ご自身の選択の参考にしてください。

法テラスへの相談のお勧め

法テラスでは、下記のサービスを提供しています。

URL: http://www.houterasu.or.jp/index.html

---------------法テラスウェブサイトより抜粋-------------

法テラスの正式名称は「日本司法支援センター」です。「法で社会を明るく照らしたい。」「陽当たりの良いテラスのように皆様が安心できる場所にしたい。」という思いを込めて、愛称を「法テラス」としました。
 法テラスは、総合法律支援法という法律に基づいて、2006年4月10日に独立行政法人の枠組みに従って設立され、同年10月2日に業務を開始いたしました。(独立行政法人そのものではありませんが、政府全額出資の公的な法人です。)
 法テラスの主な業務内容は、総合法律支援法に定められている以下の5つです。
 1.情報提供業務
 2.民事法律扶助業務
 3.犯罪被害者支援業務
 4.司法過疎対策業務
 5.国選弁護関連業務

--------------

民事法律扶助とは、資力の乏しい方が法的トラブルに出会ったときに、無料法律相談を行い、必要な場合、法律の専門家を紹介し、裁判費用や弁護士又は司法書士の費用の立て替えを行う制度です。

--------------法テラスウェブサイトより抜粋ここまで-------------

自己破産についても、相談にのってくれます。費用立替については、条件がありますが、うまく条件に合い、法テラスで紹介してもらった弁護士が自分に合うと思えば、大変ラッキーなことだと思います。法テラス案件では、自己破産についての弁護士報酬は、一定の基準で決まっているようで、これは、私のケースについては、私が調べた範囲で最も低かったです。

想像ですが、費用立替が基準に合わず、かなわなかったとしても、相談して各種の糸口をつかむことができると思います。ここだけにたよるというのではなく、自分で調べられる情報は自分で調べ、各種選択肢の一つとして、ここを押さえたらいいと思います。

主要都市にオフィスがあります。

私がコンタクトしたオフィスの方は、とても誠実に対応してくれました。

自己破産を考える人には、必ずここをはずさないようにと、言いたいです。

(2008.1.15追記)
ただし、「法テラス」が絶対とは思わないでください。選択肢の一つとして、私は、自身の体験からお勧めしますが、「法テラス」の支部やスタッフ、また照会先の弁護士により、対応の仕方のばらつきがあるようです。社会的事情の変化も影響するのかもしれません。最近、とてもネガティブな情報も寄せられています。「法テラス」に相談した結果が不本意なものだった場合、「法テラス」への再相談、または次の選択肢を求めてください。

-------------
P.S.
法テラスで費用立替をしてもらえる条件として、下記情報を「債務整理が誰でも分かるガイドBOOK」のウェブサイトで発見しましたので、参考に掲載します。(ただし、最新情報は自身で直接確認してください。)

----以下引用----

ボーナスを含めた月収額が下記の条件を満たしていれば、制度を利用できます。

単身者 182,000円以下 2人家族 251,000円以下
3人家族 272,000円以下 4人家族 299,000円以下
(平成13年1月現在)
以下家族1名が増加する毎に基準額に30,000円を加算します。申込者またはその配偶者が、家賃や住宅ローンを負担している場合、次の額を限度に負担額を基準に加算できます。
単身者 41,000円以下 2人家族 53,000円以下
3人家族 66,000円以下 4人家族 71,000円以下

----引用ここまで----

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法テラス体験談

2007.10.17

私も法テラスの利用経験者なので、その様子を少し報告したいと思います。

私は、2006年の11月、法テラスに、助けていただきました。

私がご相談した支部の方(専門家でなくスタッフの方)は、とても誠実で親切だったという印象を強く持っています。弁護士さんとの連絡などにおいても、よく気配りしてくださるなーと思いました。

弁護士さんや司法書士さんの依頼費用の立替には条件があるようですが、そのことを別にしても、専門家に相談したいと思ったら、選択枝の一つとして、法テラスにもぜひ相談してみることをお勧めしたいです。

私の場合、どのように法テラスに関わったか、お話します。

最初に相談に行った法律事務所(東京)では、「法テラスは生活保護レベルの人しか利用できないから無理よ」、のように言われたこともあって、最初、あてにしていませんでした。その後、地場の、無料電話相談をした弁護士さんにお願いすることにしたのですが、費用35万、内着手金10万と言われ、その着手金の費用がなんとかなればと思って、だめもとでもとりあえず相談してみようと思ってコンタクトしたのでした。(弁護士さんが動くのは、着手金が用意できてからと言われていました。)

そうしたら、費用立替の可能性があると言われ、それで、手続きを進めました。最初は、相談している弁護士さんに言われていた着手金10万円を借りられないかと思って始めたのですが、結局は、法テラス扱いでの費用立替の場合は、法テラスの基準で弁護士報酬が決まるとのことで、費用全体(私の場合17万円)を立替していただいたのでした。(結局、当初弁護士さんに言われていた35万円が、同じ弁護士さんで17万円になったのでした。)

法テラス案件だと報酬が低いので、弁護士さんの対応が悪くならないのかとも心配し、法テラスのスタッフの方に聞いたりもしましたが、そんなことは普通にないですよと答えをいただきました。私も、実際の経験として比較できたわけではありませんが、たぶんそれはないと思います。

基本的に、弁護士とは別に、費用立替だけ依頼することはできず、法テラス指定の弁護士になるとのことです。すべてのケースでどうかはわかりませんが、債務問題の場合、通常は無料相談を受けていただくことから始まると言っていました。私の場合は、すでに別ルートで弁護士さんに相談していましたので、経緯を説明し、今相談している弁護士さんの名前を伝えましたら、その弁護士さん、法テラスでやってもらえる弁護士さんだったのでした。その弁護士先生の了承をもらえればとのことでした。

その日の夕方、相談している弁護士先生に電話して、法テラスでやらせてもらえないかを相談しました。返事はほとんどあっさりと「そう、法テラスでやる? それでもいいよ。ちょっと手続きなんかがかかるけどね。」と言ってくださいました。

その後書類を用意し、さらに法テラスの別の弁護士との面接があり、その場でOKが出て2週間後、立替費用が、法テラスから直接、弁護士さんに支払われました。(最初に法テラスにコンタクトしてからは3週間くらいでしたが、これはもう、すぐ翌日に予約ができたりが続いたりして、ラッキーに過ぎるケースだったと思われ、通常はもっとかかるでしょう。) 費用が支払われてから、弁護士さんは正式に受任してくださり、その後の訪問日の翌日、債権者に受任通知を発送してくれました。

このように、手続きには、それぞれの段階で、予約とかあり、それなりの日数がかかりますので、早めに動いたほうがいいかと思います。

また、費用は、これもすべてのケースでどうかはわかりませんが、法テラス扱いになると、ケースごとに弁護士報酬が定められているようで、私の場合、同時廃止で債権者何社、という設定での費用が確定したのでした。そしてこれは、私が調べた中では一番安かったです。

(2008.1.15追記)
ただし、「法テラス」が絶対とは思わないでください。選択肢の一つとして、私は、自身の体験からお勧めしますが、「法テラス」の支部やスタッフ、また照会先の弁護士により、対応の仕方のばらつきがあるようです。社会的事情の変化も影響するのかもしれません。最近、とてもネガティブな情報も寄せられています。「法テラス」に相談した結果が不本意なものだった場合、「法テラス」への再相談、または次の選択肢を求めてください。


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法テラスに登録している弁護士の信頼性

007.12.21

私の自己破産では、「法テラス」に、お世話になり、感謝しています。

そして、このブログで、「法テラス」を、相談先の一つとして、お勧めしています。

しかし、最近のコメントでいただいた「法テラス」を通した弁護士の対応の仕方が、気になっていましたので、「法テラスを通した弁護士は本当に信頼できるのか」、の点、法テラス(一般窓口)に電話で尋ねてみました。

いくつか質問のポイントを想定していました。「法テラスに登録できる弁護士の審査はあるのか」、「相対した弁護士の対応に疑問を持った場合どうすればいいのか」など。

スムースに電話はつながりました。

そして、お答えいただいた数人の方々、普通にきちんと答えてくださいました。

以下、レポートします。

* 「法テラスに登録できる弁護士の審査はあるのか」

ないそうです。「法テラス」の趣旨に賛同する弁護士が登録するとのことです。したがって、「法テラス」を通した弁護士が、すべて「良心的な弁護士」かどうかは、極論としてはYesと言えないと思います。

私は、今まで、「法テラス」を通した弁護士はすべて良心的な弁護士、との前提で考えていましたが、極論としては、絶対とは言えないことになりました。

しかし、「法テラス」案件の過程では、弁護士から「法テラス」に、案件への見解や進捗報告がなされるようになっているとのこと。私のケースでも、それは確認しています。そういう過程の中で、法テラスが、弁護士の適正さを維持していく運用にはなっているとのことです。

ここで思うことは、「法テラス」の組織とスタッフが、弁護士と相談者の間に、一枚かんでいるということが、ひとつの大きな信頼になりうると思うということです。

* 「相対した弁護士の対応に疑問を持った場合どうすればいいのか」

相談者と弁護士のやりとりにおいては、やはり、相談者の希望や思惑と弁護士の見解が一致しないこともあると、また、個人対個人の相談であり、行き違いや、相性などといったものもありうるとのことです。

そういった場合、「法テラス」の地方事務所に、そのことについて、再相談してみてくださいとのことでした。ほかの弁護士さんへの相談も、(ケースバイケースではあるようですが)、あり得るようです。

「法テラス」の組織とスタッフは、たよりになると、私は、今日の電話で、改めて感じたものです。

法テラス案件として扱えないケース(資力基準の点などで)では、別の相談先などを、「情報提供」してくれるそうです。

(2008.1.15追記)
「法テラス」が絶対とは思わないでください。選択肢の一つとして、私は、自身の体験からお勧めしますが、「法テラス」の支部やスタッフ、また照会先の弁護士により、対応の仕方のばらつきがあるようです。社会的事情の変化も影響するのかもしれません。最近、とてもネガティブな情報も寄せられています。「法テラス」に相談した結果が不本意なものだった場合、「法テラス」への再相談、または次の選択肢を求めてください。


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弁護士の社会的使命

2008.1.13

このブログでも、弁護士さんの対応について疑問を持った体験を語っています。(相談者から感じる「相性」以前の対応の問題です。)また、いただいたコメントや、ほかのブログでの体験談からも、突き放すような言葉で受任を断られるとか、受任後でも忙しくて何もやっていなかったことがあとでわかったとか、そういう、弁護士の基本的な対応の姿勢に問題を感じるケースが、目に付きます。

(もちろん、相談者の真摯な姿勢があってのことですが。)


もし、こういうことが事実であるならば、「二宮尊徳」の下記の言葉を思い出します。

「道徳なき経済は罪悪、経済なき道徳は寝言」

この言葉には、たぶん10年以上前ですが、「筑紫哲也」が、夜のニュース番組の「多事争論」のコーナーで、引用していて、出会いました。


「道徳なき経済は罪」
個人でも法人でも、経済活動をして、お金を得なければ、生活できません。しかし、金のためなら何でもやっていいということは、ありません。そこには、悪いことをしてお金を儲けてはならないということはもちろん、やはり、世の中の役に立って報酬をいただくということが、認められる経済活動の条件でしょう。個人であれ、法人であれ、そうです。

弁護士は、「困っている人たちを助ける」ことが、社会的使命だと思います。このことが、弁護士という職業の経済活動の道徳的条件です。「困っている人たち」の中でも、取捨選択をして、経済的に魅力が少ない案件の人を受け入れないとしたら、弁護士という職業の経済活動の条件である道徳を、自ら軽んじている、あるいは無視していることになると思います。


「経済なき道徳は寝言」
一方、お金などどうでもいい、精神的なものがすべてである。というような考えも、意味がないですよね、仙人でもない限り。それに近い物言いは、よく聞くことがあります。「人様の役に立つようがんばっていれば、自然とお金はついてくる」とか、「お金がなくても幸せはあるよ」とか。しかし、現実は、腹が減ってひもじいとき、それでも私は幸せだと思える人は、ふつうはいないでしょう。やはり、経済力は必要なのです。

だから、弁護士さんが報酬を求めるのは当然です。ボランティアではなく、職業なのですから。


* 法テラスの役割への期待
勝手な期待ですが、法テラスには、法テラスで紹介する弁護士さんは、少なくとも、基本的な対応はきちんとする方であるよう、望みたいです。そのような仕組みを作っていってほしいです。そういう前提で、そのあと、相談者と弁護士の見解が合わないとか、相性とかの問題が出てくる場合もあるということにしてほしいです。法テラスでは、相談者と弁護士の見解が合わないとか、相性とかの問題が出てきた場合、再相談を受け付け、別の弁護士を紹介するケースもあるそうですから、その前提として、最初から、基本的な対応はきちんとする弁護士を紹介してほしいです。


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プロフィール

Bankrupted

Author:Bankrupted
2002.5 会社早期退職
株トレード
2004.5 自宅任意売却
2006.11 自己破産を選択
2007.2 自己破産申し立て
2007.3 破産手続き開始
2007.5 免責認可

このようになってしまった経緯と、体験からの自己破産の進め方のヒントを記します。皆さんの「他山の石」となれればと思います。

リンク先ブログの最近の記事(一部抜粋)
1日1回程度更新。「New」は直近1日分。

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