4.1 インターネットでの調査
まずは、インターネットでいろいろ調べました。それなりの知識は得ることができました。いろいろな法律事務所からの情報は多かったですが、体験談サイトからも、いろいろ得るものがありました。こういった知識は、鵜呑みにすべきではないと思いますが、そういった前提知識は、実際に先に進んだときに、大変役に立ちました。
弁護士や司法書士に依頼するのには、けっこうな費用がかかり、しかもかなり幅があることもわかりました。私も、手続きを自分でやるかどうかは、大きな判断ポイントでしたが、一つの体験談「自己破産からの再出発~体験記」(右コラムの「リンク」からもリンクしています)から、自分でやるには、相当のエネルギーが必要となりそうなことが伝わってきました。また、「O...」カードローンについての言及があり、私もおそらくは同じ「O...」カードローンもあり、そこに書かれていたことまでされることもあるとなると、かなりの負担が想像されました。
私の仕事は、フリーランスの翻訳で、時間に応じた収入しか得られません。ここで、自分でやるとなると、大幅に、自分の時間を取られることが予想されました。そういったことを天秤にかけつつ、できれば弁護士に依頼したいという前提で、いろいろと調べを進めました。調べることも時間とエネルギーがかかることですが、いたしかたありません。
相談先の候補をインターネットで探しました。弁護士か司法書士かという点もありました。この点については、別記事で書きました。私の場合は、弁護士にしました。
いくつか弁護士事務所をピックアップしました。信頼できそうで、費用もリーズナブルなところ、という視点で。
そして、あるところに電話し、一度相談に行くことにしました。地場ではなく東京ですが、専門性があり、誠実で信頼できそうで、依頼料もリーズナブルそうでした。交通費がかかっても、そういうことならいいと思いました。
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弁護士や司法書士に依頼するのには、けっこうな費用がかかり、しかもかなり幅があることもわかりました。私も、手続きを自分でやるかどうかは、大きな判断ポイントでしたが、一つの体験談「自己破産からの再出発~体験記」(右コラムの「リンク」からもリンクしています)から、自分でやるには、相当のエネルギーが必要となりそうなことが伝わってきました。また、「O...」カードローンについての言及があり、私もおそらくは同じ「O...」カードローンもあり、そこに書かれていたことまでされることもあるとなると、かなりの負担が想像されました。
私の仕事は、フリーランスの翻訳で、時間に応じた収入しか得られません。ここで、自分でやるとなると、大幅に、自分の時間を取られることが予想されました。そういったことを天秤にかけつつ、できれば弁護士に依頼したいという前提で、いろいろと調べを進めました。調べることも時間とエネルギーがかかることですが、いたしかたありません。
相談先の候補をインターネットで探しました。弁護士か司法書士かという点もありました。この点については、別記事で書きました。私の場合は、弁護士にしました。
いくつか弁護士事務所をピックアップしました。信頼できそうで、費用もリーズナブルなところ、という視点で。
そして、あるところに電話し、一度相談に行くことにしました。地場ではなく東京ですが、専門性があり、誠実で信頼できそうで、依頼料もリーズナブルそうでした。交通費がかかっても、そういうことならいいと思いました。
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4.2 最初の相談先
4.2 最初の相談先
下資料の記入をした上で来てくださいとのことで、下資料をダウンロードし、記入しましたが、丸1日以上かかったかと思います。この作成資料は、たとえここに依頼しなかったとしても、こちらで用意すべき必要な情報だったことは、あとでわかりました。
2006.11.10に、最初の相談先に行きました。アポの時刻は15:00でした。経費節約のために、バスで行きました。たまたまですが、以前東京で勤めた会社の近くで、ときどき昼食に行くときに通った通りの途中にありました。
しばらく待たされていましたが、その間にも、まわりから相談打ち合わせの声がかなりはっきりと聞こえてきました。どちらかというと、相談者を叱責するようなセリフが聞こえてきました。これってわざとなんだろうかと、思ってしまいます。
最初に女性2人が現れました。まずその2人が、メモをとりながら、いろいろと聞いてきました。
そのお2人がどういう立場の方なのか、最初に紹介はありませんでした。あとで、弁護士さんのアシスタントの方々とわかりました。1時間弱くらいだったと思います。その中で、「妻も自己破産の必要がある」「管財事件になるので費用は55万かかる」と言われました。これらはとても意外でした。いろいろやりとりしましたが、それ以外の道は示してもらえませんでした。かなり疲れました。そして、最終段階で、「弁護士に今日お会いになりますか」と言われました。どういうことであっても、会って直接意見を聞きたいと思いましたので「はい」と答えました。
しばらくして、さきほどの2人のアシスタントとともに、男性の弁護士が登場しました。再度この弁護士に、「妻も自己破産の必要があるのか、管財事件になるのか」を問いましたが、さきほどのアシスタントの答えと同様の話を斜めからするだけで、論理的な受け答えをしなかったです。
検討しますと言って、去りました。暗澹たる思いで、バスで帰りました。インターネット上の印象とは大きく異なりました。別途、探してみようと思いました。
※ただひとつ、ここで、「あなたの成り行きの話は、現実味がよくわからない。具体的に、お金の流れも含めて経緯をまとめたほうがいい」と言われたのですが、これはそうかもと思い、2-3日かけて、会社退職以降の流れをまとめた表を作成したのでした。これは、結局依頼することになった弁護士にも提出しましたし、裁判所にも、申請書類の一部として提出されることになりました。
こんな感じの表です。
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下資料の記入をした上で来てくださいとのことで、下資料をダウンロードし、記入しましたが、丸1日以上かかったかと思います。この作成資料は、たとえここに依頼しなかったとしても、こちらで用意すべき必要な情報だったことは、あとでわかりました。
2006.11.10に、最初の相談先に行きました。アポの時刻は15:00でした。経費節約のために、バスで行きました。たまたまですが、以前東京で勤めた会社の近くで、ときどき昼食に行くときに通った通りの途中にありました。
しばらく待たされていましたが、その間にも、まわりから相談打ち合わせの声がかなりはっきりと聞こえてきました。どちらかというと、相談者を叱責するようなセリフが聞こえてきました。これってわざとなんだろうかと、思ってしまいます。
最初に女性2人が現れました。まずその2人が、メモをとりながら、いろいろと聞いてきました。
そのお2人がどういう立場の方なのか、最初に紹介はありませんでした。あとで、弁護士さんのアシスタントの方々とわかりました。1時間弱くらいだったと思います。その中で、「妻も自己破産の必要がある」「管財事件になるので費用は55万かかる」と言われました。これらはとても意外でした。いろいろやりとりしましたが、それ以外の道は示してもらえませんでした。かなり疲れました。そして、最終段階で、「弁護士に今日お会いになりますか」と言われました。どういうことであっても、会って直接意見を聞きたいと思いましたので「はい」と答えました。
しばらくして、さきほどの2人のアシスタントとともに、男性の弁護士が登場しました。再度この弁護士に、「妻も自己破産の必要があるのか、管財事件になるのか」を問いましたが、さきほどのアシスタントの答えと同様の話を斜めからするだけで、論理的な受け答えをしなかったです。
検討しますと言って、去りました。暗澹たる思いで、バスで帰りました。インターネット上の印象とは大きく異なりました。別途、探してみようと思いました。
※ただひとつ、ここで、「あなたの成り行きの話は、現実味がよくわからない。具体的に、お金の流れも含めて経緯をまとめたほうがいい」と言われたのですが、これはそうかもと思い、2-3日かけて、会社退職以降の流れをまとめた表を作成したのでした。これは、結局依頼することになった弁護士にも提出しましたし、裁判所にも、申請書類の一部として提出されることになりました。
こんな感じの表です。
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4.3 弁護士決定
事前の調査で、地場の、弁護士による無料相談に機会についても調べていましたが、たまたまその翌日11.11に電話相談があることを知っていました。
それで、それが始まる9:00過ぎから何度か電話していましたが、11:00ころやっと通じたと思います。
そこで、新たに相談してみました。その場でどこまで具体的に話したのか記憶が定かではありませんが、こちらの話をよく聞いてくれて、適切な質問をしてくれました。なんとなく、話しやすく、相性がいい方ではないかと感じました。それで、一度先生のところに相談に行きたいと申し出、先生もOKしてくれましたので、翌週11/15に、事務所を訪れました。
実際にお会いしてみて、だいたい、想像していたイメージに近い先生でした。こちらの話をよく聞いてくれ、アドバイスは、短いセリフが多かったですが、こちらにピンとくるものでした。答えにくいものの場合は、暗に答えを「こういうことになるんでしょ」というようなせりふなどで、わからせてくれたりもしました。
そして、「妻も自己破産の必要があるのか、管財事件になるのか」については、最初に行った弁護士事務所とまったく反対の答えをいただいたのでした。すなわち、「妻の自己破産なくしても、手続き可能。管財事件でなく、同時廃止でいいでしょう」とのことです。ただ、同時廃止でも、免責については、株がメインの原因のため、条件が付く可能性(数十万とか積み立てて債権者に支払うとか)があるとは言われましたが、それは納得しました。
費用の話についての成り行きは、「自己破産の費用」カテゴリーの4つの記事に書きました。
その後、法テラスとの手続きもあり、11/25に、実費費用3万円だけ持参して、正式に受任していただくことができました。
(2007.11.6追記)
私の体験談は、すべて事後に記しているため、途中の細かいことが、あまり書かれていないかもしれません。
最近、そういう意味で、「どんな書類を取り寄せたり作成したりしなければいけないのか」の点も一つだと思い、イメージできるような情報提供はないものかと考えておりましたが、参考になればと思い、私が最初に弁護士さんから用意するように言い渡された必要書類のリストと注意事項,
および、作成要の「債権者一覧」、「破産申立書」の書類一式を、「必要書類のイメージを持ってください」のカテゴリーで紹介することにしました。
「債権者一覧」は、11/15に初訪問時、すでに、その前の相談先に持っていくために作成済みだったので、持っていきました。
11/15から、次にお訪ねした11/25までの間には、11/15に弁護士さんから言い渡された必要書類を、いろいろと準備していました。けっこう大変です。11/25に全部はそろいませんでしたし、その後もいろいろ別の必要書類や、更新が必要な書類が出てきたりして、一朝一夕にはいきませんでした。この辺は、覚悟しないといけません。(自分だけでやるとなったら、数倍どころではない大変さが想像されます。ちなみに、すべて終わったあとで、弁護士事務所から渡された書類を見ると、複数の債権者とのやりとり、裁判所とのやりとりなどの書類で、3-4cmの厚さにもなっておりました。)
この大事態、これくらいのことは、あります。 クリックしてくれるとうれしいです→
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それで、それが始まる9:00過ぎから何度か電話していましたが、11:00ころやっと通じたと思います。
そこで、新たに相談してみました。その場でどこまで具体的に話したのか記憶が定かではありませんが、こちらの話をよく聞いてくれて、適切な質問をしてくれました。なんとなく、話しやすく、相性がいい方ではないかと感じました。それで、一度先生のところに相談に行きたいと申し出、先生もOKしてくれましたので、翌週11/15に、事務所を訪れました。
実際にお会いしてみて、だいたい、想像していたイメージに近い先生でした。こちらの話をよく聞いてくれ、アドバイスは、短いセリフが多かったですが、こちらにピンとくるものでした。答えにくいものの場合は、暗に答えを「こういうことになるんでしょ」というようなせりふなどで、わからせてくれたりもしました。
そして、「妻も自己破産の必要があるのか、管財事件になるのか」については、最初に行った弁護士事務所とまったく反対の答えをいただいたのでした。すなわち、「妻の自己破産なくしても、手続き可能。管財事件でなく、同時廃止でいいでしょう」とのことです。ただ、同時廃止でも、免責については、株がメインの原因のため、条件が付く可能性(数十万とか積み立てて債権者に支払うとか)があるとは言われましたが、それは納得しました。
費用の話についての成り行きは、「自己破産の費用」カテゴリーの4つの記事に書きました。
その後、法テラスとの手続きもあり、11/25に、実費費用3万円だけ持参して、正式に受任していただくことができました。
(2007.11.6追記)
私の体験談は、すべて事後に記しているため、途中の細かいことが、あまり書かれていないかもしれません。
最近、そういう意味で、「どんな書類を取り寄せたり作成したりしなければいけないのか」の点も一つだと思い、イメージできるような情報提供はないものかと考えておりましたが、参考になればと思い、私が最初に弁護士さんから用意するように言い渡された必要書類のリストと注意事項,
および、作成要の「債権者一覧」、「破産申立書」の書類一式を、「必要書類のイメージを持ってください」のカテゴリーで紹介することにしました。
「債権者一覧」は、11/15に初訪問時、すでに、その前の相談先に持っていくために作成済みだったので、持っていきました。
11/15から、次にお訪ねした11/25までの間には、11/15に弁護士さんから言い渡された必要書類を、いろいろと準備していました。けっこう大変です。11/25に全部はそろいませんでしたし、その後もいろいろ別の必要書類や、更新が必要な書類が出てきたりして、一朝一夕にはいきませんでした。この辺は、覚悟しないといけません。(自分だけでやるとなったら、数倍どころではない大変さが想像されます。ちなみに、すべて終わったあとで、弁護士事務所から渡された書類を見ると、複数の債権者とのやりとり、裁判所とのやりとりなどの書類で、3-4cmの厚さにもなっておりました。)
この大事態、これくらいのことは、あります。 クリックしてくれるとうれしいです→


4.4 その後の手続き
その後、11月の月末には、多数の支払い決済が待っていました。これらは、引き落としされないよう、また、入金しないようにしました(もともと原資がありませんでしたが、誤って一部だけ落ちることのないようにしたということです。妻名義分は、別途、あとで、振り込みました)。
弁護士さんにはこのことは相談しており、債権者から連絡があった場合のセリフとして、「自己破産を弁護士と相談している。追って受任通知が行きます。」をいただいておりました。
11/末から12/頭にかけて、数件の、債権者からのTELがありましたが、そのように話すと、意外にたんたんと、了解してくれました。1件は、「早く受任通知がほしい」と、数度催促がありました。これは、12/5に、弁護士さんとの打ち合わせの際、弁護士さんと電話で直接話をしてもらうことができ、解決しました。
12/6に「受任通知」が、すべての債権者に発送されました。
その後は、特に債権者とのトラブルは直接ありませんでした。
弁護士事務所のアシスタントの方との、実務上/書類上の打ち合わせのTELや、事務所への訪問が、ときどきありました。アシスタントの方も、接しやすかったので、ラッキーだったと思っています。
債権の調査にかなりの時間を要するようでした。当初、裁判所への申し立てを、1/下旬のめどと聞いていましたが、結果的に2007.2.16が、申し立て日になりました。
2/23に、弁護士事務所から速達が届きました。裁判所から、追加の質問が来ているとのことで、回答を1週間以内に用意してほしいとのことでした。項目はけっこうな数(21項目)がありましたが、答えがむずかしい要素は特にありませんでした。仕事の区切りめをはかり、1日かけて回答を作成、2/28に弁護士事務所に送りました。
こんな感じでした。
サンプル
3/15に、裁判所から「破産手続き開始決定」が出ました。そしてその通知書面には、4/26に「免責審尋」 (裁判所に弁護士とともに出向いて、裁判官と面接)を行う旨の通達も、記載されていました。
4/26、「免責審尋」当日、呼び出し時刻の30分前に弁護士さんと裁判所で待ち合わせをして、事前打ち合わせを行うことになっていました。しかし、当日その場というのは、ほかの同類の審査を受ける人たちが、同じ待合室のような部屋に数人(数組)いて、とても弁護士さんとお話できるような環境ではありませんでした。弁護士さんは、ただ、「株のことは聞かれると思う」ということ、「正直に話すように」ということ、それまでの資料一式を私に渡して、よく目を通しておくようにとだけ言いました。私は、もっと打ち合わせらしい打ち合わせをしてくれるのかなと思っていましたが、こういうことでした。
それはそういうことだったとして、いざ、裁判官との面接になりました。弁護士さんも同席します。
■裁判官とのやりとり
若い裁判官でした。面接が始まって裁判官の一言目は、「あなたはなぜここに呼ばれたと思いますか。聞きたいことがあるから呼んだんです。聞きたいことは何だと思いますか。」というようなことでした。ちょっとこんな質問のされ方をされるとは面食らいました。どのように答えたらいいのだろうと躊躇してしまいました。かなり間を置いて、「こういうことに至った経緯については今までの提出資料で説明しておりますので......」と言うのが精一杯でした。重ねて「聞きたいことは何だと思いますか。」と聞いてきました。またしばらく間を置いて、思い当たるのは株のことしかないと思い、「今回の私のこういう経緯の一番大きな原因は、株トレードの失敗にあります。株での失敗ということについては、弁護士の先生からも、世の中で一般的にギャンブルと同様に見られ、認められがたいと言われております。しかし、私にとっての株は、意識としては事業として取り組んだものでした。なぜ失敗したかの要因は、..........心理面にあって、...........,、「だれもでもできる」...........がうそであって............」というようなことを言いました。「そうではあっても、リスクの認識が必要ですよね。」と、裁判官。
そのあと、「このことより大きな問題ではないですが、」との前置きがあって、会社を辞めてから購入した2台のパソコンについて聞かれました。どちらも30万前後でした。一つは自分の株トレード用、もう一つは、子供の大学での使用のために、入学時に、大学の生協のお勧め品を購入したものでした。(ちなみに子供は、このあと、私が一度半期分の授業料を出したあと、奨学金とバイトですべてやっています。) 「これらは高すぎませんか」という問いでした。パソコンとしては高くない旨をしきりに言いましたが、そこで一言、同席の弁護士さんに、「そういうことではなくて、反省しているのかどうかを聞かれているのですよ。」と言われ、「不相応な購入でした。そういう意味では、言い訳の余地はないです。」と言いました。
こんな様子で、たぶん15分くらいだったと思います。
一部、答えがまずかったかと思いました。裁判所を出るときに、弁護士さんにそのように感想を言ったのですが、弁護士さんは、「それはしようがない。免責は出ると思いますよ。」とおっしゃいました。
そして、漠然と、また数ヶ月待つのかと思っていましたが、5/8に免責認可が出ました。
その連絡を、弁護士事務所のアシスタントの方からもらい、書類を渡すから来てくださいと言われ、5/12に受け取りにいきました。直接先生とはお会いできませんでした。関係書類を一式渡されたのですが、3-4cmの厚さがありました。このように、あとで手続書類や関係書類をすべて本人に返すものだとは知りませんでした。

P.S.
このときに渡された書類の封筒には、「事件名 破産」と出ていました。

また、裁判所からの免責認可の通知書の、免責理由の欄には、以下の文面がありました。
「破産者には破産法252条1項各号に掲げる免責不許可事由に該当する行為が認められるが、破産者がかかる行為に及ぶに至った経緯、破産者の更正の可能性など、本件で明らかになったすべての事情を斟酌すると、破産者について免責を許可するのが相当である。」
今、自身で原文をタイプしたわけですが、改めてその一言一言が重く感じられ、裁判官の方にも感謝をいたしたいと、改めて感じた次第です。 クリックしてくれるとうれしいです→
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弁護士さんにはこのことは相談しており、債権者から連絡があった場合のセリフとして、「自己破産を弁護士と相談している。追って受任通知が行きます。」をいただいておりました。
11/末から12/頭にかけて、数件の、債権者からのTELがありましたが、そのように話すと、意外にたんたんと、了解してくれました。1件は、「早く受任通知がほしい」と、数度催促がありました。これは、12/5に、弁護士さんとの打ち合わせの際、弁護士さんと電話で直接話をしてもらうことができ、解決しました。
12/6に「受任通知」が、すべての債権者に発送されました。
その後は、特に債権者とのトラブルは直接ありませんでした。
弁護士事務所のアシスタントの方との、実務上/書類上の打ち合わせのTELや、事務所への訪問が、ときどきありました。アシスタントの方も、接しやすかったので、ラッキーだったと思っています。
債権の調査にかなりの時間を要するようでした。当初、裁判所への申し立てを、1/下旬のめどと聞いていましたが、結果的に2007.2.16が、申し立て日になりました。
2/23に、弁護士事務所から速達が届きました。裁判所から、追加の質問が来ているとのことで、回答を1週間以内に用意してほしいとのことでした。項目はけっこうな数(21項目)がありましたが、答えがむずかしい要素は特にありませんでした。仕事の区切りめをはかり、1日かけて回答を作成、2/28に弁護士事務所に送りました。
こんな感じでした。
サンプル
3/15に、裁判所から「破産手続き開始決定」が出ました。そしてその通知書面には、4/26に「免責審尋」 (裁判所に弁護士とともに出向いて、裁判官と面接)を行う旨の通達も、記載されていました。
4/26、「免責審尋」当日、呼び出し時刻の30分前に弁護士さんと裁判所で待ち合わせをして、事前打ち合わせを行うことになっていました。しかし、当日その場というのは、ほかの同類の審査を受ける人たちが、同じ待合室のような部屋に数人(数組)いて、とても弁護士さんとお話できるような環境ではありませんでした。弁護士さんは、ただ、「株のことは聞かれると思う」ということ、「正直に話すように」ということ、それまでの資料一式を私に渡して、よく目を通しておくようにとだけ言いました。私は、もっと打ち合わせらしい打ち合わせをしてくれるのかなと思っていましたが、こういうことでした。
それはそういうことだったとして、いざ、裁判官との面接になりました。弁護士さんも同席します。
■裁判官とのやりとり
若い裁判官でした。面接が始まって裁判官の一言目は、「あなたはなぜここに呼ばれたと思いますか。聞きたいことがあるから呼んだんです。聞きたいことは何だと思いますか。」というようなことでした。ちょっとこんな質問のされ方をされるとは面食らいました。どのように答えたらいいのだろうと躊躇してしまいました。かなり間を置いて、「こういうことに至った経緯については今までの提出資料で説明しておりますので......」と言うのが精一杯でした。重ねて「聞きたいことは何だと思いますか。」と聞いてきました。またしばらく間を置いて、思い当たるのは株のことしかないと思い、「今回の私のこういう経緯の一番大きな原因は、株トレードの失敗にあります。株での失敗ということについては、弁護士の先生からも、世の中で一般的にギャンブルと同様に見られ、認められがたいと言われております。しかし、私にとっての株は、意識としては事業として取り組んだものでした。なぜ失敗したかの要因は、..........心理面にあって、...........,、「だれもでもできる」...........がうそであって............」というようなことを言いました。「そうではあっても、リスクの認識が必要ですよね。」と、裁判官。
そのあと、「このことより大きな問題ではないですが、」との前置きがあって、会社を辞めてから購入した2台のパソコンについて聞かれました。どちらも30万前後でした。一つは自分の株トレード用、もう一つは、子供の大学での使用のために、入学時に、大学の生協のお勧め品を購入したものでした。(ちなみに子供は、このあと、私が一度半期分の授業料を出したあと、奨学金とバイトですべてやっています。) 「これらは高すぎませんか」という問いでした。パソコンとしては高くない旨をしきりに言いましたが、そこで一言、同席の弁護士さんに、「そういうことではなくて、反省しているのかどうかを聞かれているのですよ。」と言われ、「不相応な購入でした。そういう意味では、言い訳の余地はないです。」と言いました。
こんな様子で、たぶん15分くらいだったと思います。
一部、答えがまずかったかと思いました。裁判所を出るときに、弁護士さんにそのように感想を言ったのですが、弁護士さんは、「それはしようがない。免責は出ると思いますよ。」とおっしゃいました。
そして、漠然と、また数ヶ月待つのかと思っていましたが、5/8に免責認可が出ました。
その連絡を、弁護士事務所のアシスタントの方からもらい、書類を渡すから来てくださいと言われ、5/12に受け取りにいきました。直接先生とはお会いできませんでした。関係書類を一式渡されたのですが、3-4cmの厚さがありました。このように、あとで手続書類や関係書類をすべて本人に返すものだとは知りませんでした。

P.S.
このときに渡された書類の封筒には、「事件名 破産」と出ていました。

また、裁判所からの免責認可の通知書の、免責理由の欄には、以下の文面がありました。
「破産者には破産法252条1項各号に掲げる免責不許可事由に該当する行為が認められるが、破産者がかかる行為に及ぶに至った経緯、破産者の更正の可能性など、本件で明らかになったすべての事情を斟酌すると、破産者について免責を許可するのが相当である。」
今、自身で原文をタイプしたわけですが、改めてその一言一言が重く感じられ、裁判官の方にも感謝をいたしたいと、改めて感じた次第です。 クリックしてくれるとうれしいです→

